1.クライアントが話している場合 ・適度に「あいづち」を打ちながら話しをききます。
2.クライアントが自分の考えをまとめている場合 ・クライアントの考えがまとまるのを待ちます。
3.クライアントの感情に共感できている場合 ・「感情の確認」を行います。
4.クライアントに共感できているか不安が残る場合 ・「要約」により、自分の理解が正しいかを確認します。
5.クライアントが話す内容に上手く共感が出来ていない場合 ・「ワイド・フォーカス・クエスチョン」により、クライアントから話題を引き出します。
6.会話がはじまっていない場合 ・「ワイド・フォーカス・クエスチョン」により、クライアントから話題を引き出します。
7.終了時間が迫っている場合 ・「手続きの宣言」により、終了を宣言します。
※毎回、手順「1」から実行していきます。
実際のカウンセリングの場を例に、ロジャーズ理論アルゴリズムを確認してみましょう。
初めに、クライアントがやってきます。往々にして、この段階ではまったく会話は交わされていません。
まず、アルゴリズム「1」を確認します。現在、クライアントは話していないので、「1」は実行されません。
次に「2」です。カウンセリング開始の時点でクライアントはまだ考えている様子はないので実行はされません。
「3」〜「5」です。まだ、会話は交わされていないので、クライアントに共感に関する材料はありませんので、実行はされません。
「6」現在、会話がはじまっていない状態ですので、「ワイド・フォーカス・クエスチョン」により、クライアントから話題を引き出します。「今日は、どうしましたか?」という具合に。
クライアントは話し始めるでしょう。
そこでアルゴリズムをまた、「1」から確認していきます。
現在クライアントが話しているので、「1」のように適度に「あいづち」を打ちながら話しをききます。
これは、クライアントが話し終わるまで、続きます。
クライアントが話し終わると、アルゴリズムをまた、「1」から確認していきます。
クライアントは話し終えて黙っている状態です。
そこでアルゴリズムをまた、「1」から確認していきます。
現在、クライアントは話していませんので「1」は実行されません。
様子をみる限り、クライアントは考え込んでいるようではないので「2」は実行されません。
今回、クライアントの感情にうまく共感できたので「3」の「感情の確認」実行します。
すると、またクライアントが話し始めるので、アルゴリズムをまた、「1」から確認していくことを繰り返していきます。
時にはカウンセラーが言葉を返したのに、クライアントの話が止まってしまうこともあるでしょう。(この場合は的確に共感が出来ていない可能性が高いのですが……)こんな時は、「会話がはじまっていない場合」といえますので、アルゴリズム「6」、つまり「ワイド・フォーカス・クエスチョン」を実行することになります。
ロジャーズ理論をアルゴリズムとしてまとめてみました。
ただ問題は、これだけでは、メンタリティの部分をカバーできないと言うことなのです。
つまり、心のこもっていない「お世辞」のような相談になりかねないのです。
しかし、どうでしょうか。誰かを助けることができればと考えている人こそ、相談に乗るのではないかとも思います。
つまり、このロジャーズ理論アルゴリズムを利用しようと考えている時点で、ある程度のメンタリティは備えているのではないでしょうか。
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